東京オリンピック2020のマラソンと競歩が、札幌で開催することが決定し、チケットの払い戻しについてニュースになっている。で、ふと思ったのがマラソンとか競歩って、沿道で観戦や応援するものなのでチケットは必要ないのでは?ちょっと確認の意味で調べてみた。
沿道での応援ならチケット必要なし
東京オリンピックのマラソンでチケットが必要なのは、当初の東京開催なら、スタート及びゴール地点となる新国立競技場(オリンピックスタジアム)の観客席から見る場合です。
緊張のスタートや感動のゴールの瞬間を体感するには、チケットを入手するしかありません。
マラソンコースの沿道から観戦、応援する場合はチケットは不要。無料です。
なので、コース近くの地域に住んでいる方なら、チケットに当選できなかったとしても容易にマラソンを観戦することが可能ということ。
タダで見ることができるので、それなりに混雑は覚悟しないといけないとは思いますが……
チケットなしでも観戦できる競技
マラソンと競歩以外にもチケット不要で観戦することができる競技があります。
- マラソンスイミング
- トライアスロン
- 自転車ロードレース
- カヌー
札幌開催では、チケット販売なしの可能性も
東京オリンピックのマラソンと競歩は、札幌開催が決定しましたが、日程やコースについては、まだ決まっていない。
スタート、ゴール地点の候補は大通公園、札幌ドーム、円山公園の3つで現在協議中。大通公園が有力で、札幌中心部を周回するコースを検討しているようです。
観客席を設置するスペースがとれない場合は、観客席は設けず、チケットも販売しない方向らしい。
沿道からの観戦や応援は、札幌開催であってもチケット販売の有無は関係ないので、少しでも早く日程やコースを決定して欲しいところですよね。
北海道といっても、近年は真夏の時期だと普通に30℃を超えてくるので、コースがわかっていれば事前に日陰があるポイントを調べておくこともできるし、ランナーが何回か通る場所なんかもチェックしておくことができるから。
オリンピックで走るランナーの数は、せいぜい150人くらいなので、先頭集団から最後尾まで通りすぎる時間が30分くらいと、あっという間らしい。
例えば東京マラソンとかだと、参加するランナーが3万5,000人くらいいるので、最大で7時間は観戦することが可能です。
だから、極端にランナーの数が少なくなるオリンピックで、長く観戦しようと思うと、数回ランナーが通る場所を確保するか、自らが移動しながら別の場所でも見るとかになってくるので、マラソンコースが早く決まってくれると、そういった観戦スポットのチェックも早くできるということになる。
チケットの払い戻しには期間がかかる模様
当初の東京開催で販売済みのチケット払い戻しは、案内に数か月かかる見通しのようです。
男子マラソンは単独販売であったが、女子マラソンは女子走り幅跳び予選や女子砲丸投げ決勝など、他の陸上競技と組み合わせのセット販売であることや、すでに予約している東京までの航空券、ホテル宿泊のキャンセル費用をどうするかなど、様々な問題がからんでくるので時間がかかる見込み。
札幌開催であっても、「せっかくチケットに当選したのだから観に行きたい」と希望する人もいるだろうし、どういう払い戻し方法がとられようと、すべての人が満足できる結果になることは難しいでしょうね。