アスロンちゃんねる

 アスロンちゃんねる

ナイキの厚底シューズが話題だけど短距離用はあるのか?

ナイキ短距離用シューズ

ナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」を履いた選手がマラソン、駅伝の大会で好記録を連発して話題だけど、短距離用のシューズもあるのか気になったので調べてみました。

短距離走のトップアスリートが履いているシューズ

いちばん確実なのは、陸上短距離走で活躍している世界のトップアスリートが、実際に履いているシューズを見てみることですよね。

男子100mの世界ランキング(2019年)

1位 クリスチャン・コールマン(USA)
2位 ノア・ライルス(USA)
2位 ディビネ・オドゥドゥル(NGR)
4位 ジャスティン・ガトリン(USA)
5位 クラボン・ギルスピー(USA)

すぐに顔が思い浮かぶ選手はガトリンだけ…(^_^;)

2017年の世界陸上で35歳という年齢にもかかわらず、ラストランとなるジャマイカのウサイン・ボルトに勝っての金メダルでしたので、やっぱり印象に残っていますね。

ガトリンはオリンピックでも、アテネオリンピック(2004年)の男子100mで「金」、ロンドンオリンピック(2012年)の男子100mで「銅」、 リオデジャネイロオリンピック(2016年)の男子100mで「銀」を獲得。

直近では2019年の世界陸上で銀メダルを獲得していますので、まだまだ実力は上位です。

そのジャスティン・ガトリンが履いているシューズは、ナイキ(NIKE)の「ズーム スーパーフライ エリート」です。

ジャスティン・ガトリン出典:毎日新聞

ズーム スーパー フライ エリート

2019年の世界陸上で銀メダルのガトリンに競り勝ち、金メダルとなったのが世界ランキングで1位のクリスチャン・コールマン。

コールマンもナイキ(NIKE)の「ズーム スーパーフライ エリート」を使用しています。

クリスチャン・コールマン出典:毎日新聞

男子100mが9秒台の日本3選手

桐生祥秀(9秒98)

桐生祥秀出典:毎日新聞

公式記録として、日本人で初めての9秒台をマーク。
 

桐生選手が履いているシューズはアシックス(ASICS)のJET SPRINT(ジェットスプリント)。京都の洛南高校時代から使用しているメーカーで、9秒台を記録したときの2017年モデルは極限まで軽量化され、片足の重量が約120gしかないとのこと。

サニブラウン・アブデル・ハキーム(9秒97)

2019年の全米学生選手権で日本新記録となる9秒97をマークし、男子100mの日本記録保持者。

その大会で履いていたシューズは、ナイキの「ズーム スーパーフライ エリート」です。

ただ、サニブラウン選手は2019年11月にプロ転向を表明し、プーマ社とスポンサー契約を結んだので、今後はプーマのシューズを履くことになりますね。

小池祐貴(9秒98)

2019年7月のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会で、桐生祥秀の記録に並ぶ9秒98をマーク。このときに履いていたシューズは、ナイキの「ズーム スーパーフライ エリート」。
 
こうやって調べてみると、ナイキの陸上短距離用のシューズでトップアスリートも使用しているのは「ズーム スーパーフライ エリート」ということになりますね。
ズーム スーパー フライ エリート 2020モデル
ズーム スーパーフライ エリート 2020モデル
 

» ナイキ ズーム スーパーフライ エリート

運動会の徒競走でいつも2番の娘に履かせたら、1番になるかなとも思ったのですがソールに使用しているプレートの硬さゆえに中学生以下には不向きみたいです。

そもそも運動シューズと違い、競技用の陸上スパイクですから、危なくて子どもには履かせられませんね。

アシックスの秘密兵器「ピンなし」スパイク

長距離ではナイキの厚底シューズが席巻していますが、短距離でもそれに匹敵する革新的な陸上スパイクの開発が進んでいるらしい。
 
アシックスが東京オリンピックに向けて開発を進めている「ピンなし」スパイクというシューズ。
 
通常は底面にある金属製のピンがなく、その代わりにカーボンファイバー素材を使用した複雑な立体構造の靴底となっている。
アシックス「ピンなし」スパイク
 

地面を「点」ではなく、「線」で捉えることでグリップ力が増し、より推進力を得られるらしい。

また、ピンがないことで軽量化も実現できるとのこと。

桐生祥秀も練習では試作品を履いているようなので、東京オリンピックでの活躍に期待したいですね。

Return Top